古い家の害虫対策|隙間を塞いで虫の侵入を防ぐDIY補修方法

古民家
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「また虫が出た…」古い家に住んでいると、この言葉を何度つぶやいたことでしょうか。愛着のある我が家ですが、正直なところ、虫との共同生活は遠慮したいですよね。

古い家は新築に比べて隙間が多く、虫たちにとっては「ウェルカム!」状態。でも大丈夫です。DIYで隙間を塞げば、虫の侵入を大幅に減らすことができます。

この記事では、古い家の害虫対策として効果的なDIY補修方法を、実践的にご紹介します。ホームセンターで手に入る材料で、週末に作業できる内容ばかりです。

古い家に虫が多い理由

まず、なぜ古い家には虫が多いのでしょうか。主な理由は次の3つです。

経年劣化による隙間の発生
建物は年月とともに少しずつ変形していきます。窓のサッシの立て付けが悪くなったり、壁と床の境目に隙間ができたり。人間の目には小さな隙間でも、虫にとっては立派な入口なんです。

木造建築特有の問題
特に木造の古い家は、木材が湿気を吸ったり乾燥したりすることで隙間が生じやすくなります。築10年を超える木造住宅は要注意です。

換気口や配管周りの劣化
換気扇のフィルターが劣化していたり、エアコンの配管カバーに隙間ができていたり。こうした部分も虫の侵入経路になります。

虫の主な侵入経路をチェックしよう

DIY補修を始める前に、まずは家中の「虫の入口」をチェックしましょう。懐中電灯を持って、以下の場所を点検してください。

1. 窓とサッシ周り

チェックポイント:

  • 窓とサッシの間に隙間はないか
  • ゴムパッキン(モヘア)が劣化していないか
  • 網戸に破れや隙間はないか
  • 網戸が正しい位置にあるか(引き違い窓の場合、室内から見て右側が正位置)

2. ドア周辺

チェックポイント:

  • ドアの下部に隙間はないか
  • ドア枠との間に隙間はないか
  • 郵便受けから虫が入れる状態になっていないか

3. 換気扇・給気口

チェックポイント:

  • 換気扇周りに隙間はないか
  • フィルターが破れていないか
  • 給気口のカバーがしっかり付いているか

4. エアコン周り

チェックポイント:

  • 配管の壁貫通部分に隙間はないか
  • 配管カバーに隙間はないか
  • ドレンホース(排水用の管)に防虫キャップが付いているか

5. 排水口

チェックポイント:

  • キッチン、洗面台、お風呂の排水口
  • 古い造りの場合、排水管と床の隙間

6. 床下・天井裏への通気口

チェックポイント:

  • 通気口に防虫ネットが付いているか
  • ネットが破れていないか

DIY補修に必要な道具と材料

隙間を塞ぐDIY作業に必要な道具と材料を揃えましょう。すべてホームセンターや100円ショップで購入できます。

基本の道具

  • カッター
  • はさみ
  • 雑巾または清掃用クロス
  • 中性洗剤
  • メジャー(巻き尺)
  • マスキングテープ

補修材料

隙間テープ(すきまテープ)

  • 用途:窓、ドア、サッシの隙間
  • 価格:100円〜500円程度
  • 種類:スポンジタイプ、起毛タイプ、防虫タイプなど

変成シリコン系コーキング材

  • 用途:外壁、窓枠、配管周りの隙間
  • 価格:500円〜1,000円程度
  • 注意:外壁には必ず変成シリコン系を使用(普通のシリコン系は塗装できないため)

コーキングガン

  • コーキング材を充填するための道具
  • 価格:500円〜1,500円程度

ヘラ

  • コーキングを平らにならすための道具
  • 価格:100円〜300円程度

プライマー(下地材)

  • コーキング材の密着を良くするための下塗り材
  • 価格:500円〜800円程度
  • 専用の刷毛も必要

防虫ネット・フィルター

  • 用途:換気扇、給気口、ドレンホース
  • 価格:200円〜500円程度

モヘアテープ(網戸用)

  • 劣化した網戸のモヘアを交換
  • 価格:300円〜600円程度

予算の目安:全部揃えても3,000円〜5,000円程度で済みます。一度購入すれば、別の場所の補修にも使えるのでコスパは良好です。

場所別DIY補修方法

それでは、具体的な補修方法を場所別に見ていきましょう。

窓・サッシの隙間テープの貼り方

窓とサッシの隙間は最も虫が侵入しやすい場所の一つです。隙間テープを正しく貼ることで、かなりの効果が期待できます。

手順1:寸法を測る
まず、隙間の長さと幅を測ります。隙間テープは厚みが何種類かあるので、隙間の大きさに合ったものを選びましょう。長さは少し余裕を持って購入してください。

手順2:徹底的に掃除
これ、すごく大事です!隙間テープは汚れやホコリがあると粘着力が弱まって、すぐに剥がれてしまいます。中性洗剤で丁寧に拭き、しっかり乾燥させてください。サッシの下のレール部分は特に汚れがたまりやすいので、割り箸などを使ってかき出すくらい念入りに。

手順3:カットして貼る
測った長さよりやや長めにカットします。粘着シートを少しずつ剥がしながら、上から押さえつけるように貼っていきます。一気に剥がすと曲がりやすいので、少しずつがコツです。

手順4:余分な部分をカット
しっかり貼り付けたら、余った部分をカッターで切り取ります。

貼る場所のポイント:

  • 窓枠の上下左右すべてに貼るのが理想
  • 特に隙間ができやすい下のレール部分は優先的に
  • 窓がスムーズに開閉できるか確認(厚すぎると窓が閉まらなくなることも!)

失敗あるある:
隙間テープを貼ったら窓が閉まらなくなった!そんな時は、テープが厚すぎる可能性があります。薄めのタイプに変更するか、貼る位置を調整してみてください。

網戸のモヘア交換

網戸と窓枠の間を埋めているモヘア(もふもふのテープ)が劣化すると、そこから虫が侵入します。

交換手順:

  1. 古いモヘアを引っ張って取り除く
  2. 溝に残ったゴミを掃除
  3. 新しいモヘアを溝にはめ込む(接着剤不要のタイプが簡単)
  4. 余った部分をカット

網戸は使用時、必ず窓を全開にしましょう。中途半端に開けると窓と網戸の間に隙間ができて、そこから虫が入ってきます。

コーキングによる本格補修

外壁の亀裂、配管周り、窓枠など、隙間テープでは対応できない場所にはコーキング材を使います。少し本格的ですが、手順を守れば初心者でもできます。

作業前の準備:

  • 天気予報を確認(雨が降ると作業を中断しなければならない)
  • 作業は乾燥した日を選ぶ

基本手順:

1. 古いコーキングの除去(既にコーキングがある場合)
カッターで両端に切り込みを入れ、ペンチでつまんで引っ張ります。残ったカスも丁寧に取り除きましょう。

2. 清掃
ブラシを使って水洗いし、十分に乾燥させます。汚れが残っているとコーキング材が剥がれる原因になります。

3. マスキングテープで養生
コーキングしたい場所の周囲をマスキングテープで囲みます。これをしないとコーキング材があちこちに付いて大惨事に…。真っすぐ貼るのがポイントです。

4. プライマーの塗布
専用の刷毛でプライマーを塗ります。「面倒くさいから省略」したくなりますが、これをやるとやらないとでは、持ちが全然違います!しっかり乾燥させてください。

5. コーキング材の充填
コーキングガンにコーキング材をセットします。ノズルの先端を、隙間の幅に合わせて斜めにカット。隙間に沿ってゆっくり移動させながら、均等に充填していきます。空気が入らないようにしっかりと。

6. ヘラで整形
盛り上がったコーキング材を、ヘラで平らにならします。「マスキングテープの端にヘラを当てる」のがプロっぽく仕上げるコツです。

7. マスキングテープを剥がす
コーキング材が乾く前に、慎重にマスキングテープを剥がします。乾いてから剥がすと、せっかくの仕上がりが台無しになります。

8. 乾燥
丸1日はそのままにしておきましょう。

注意点:

  • 外壁には必ず「変成シリコン系」を使用(普通のシリコン系は後から塗装できない)
  • お風呂やキッチンなど水回りは「シリコン系」でOK
  • 大きな隙間には、先にバックアップ材(スポンジ状のもの)を詰めてから

換気扇・給気口の対策

換気扇や給気口は虫が入りやすいのに、意外と見落とされがちな場所です。

対策方法:

  1. 既存のフィルターを外して掃除
  2. 破れている場合は新しいフィルターに交換
  3. フィルターを隙間なくしっかり取り付ける
  4. 周囲に隙間がある場合は、コーキング材で埋める

市販の換気扇用フィルターは、ホームセンターで数百円で購入できます。定期的に交換しましょう。

エアコンのドレンホース対策

エアコンの排水用ホース(ドレンホース)は、虫にとって絶好の侵入経路。ここを忘れてはいけません!

対策:

  • ドレンホース用の防虫キャップ(メッシュフィルター付き)を取り付ける
  • 価格:400円程度
  • クリップで留めるタイプが簡単

配管と壁の貫通部分に隙間がある場合は、パテやコーキング材で埋めましょう。

ドア下の隙間対策

ドアの下部は意外と隙間が空いているもの。特に玄関ドアや勝手口は要チェックです。

対策方法:

  • ドア下部用の隙間テープ(シリコン製の長いタイプ)を貼る
  • 貼る前に必ずドア下を清掃
  • ドアの開閉に支障がないか確認

よくある質問(Q&A)

Q:隙間テープはどのくらい持ちますか?定期的に交換が必要ですか?

A:隙間テープの耐久性はそれほど高くありません。使用環境にもよりますが、だいたい1年〜2年で粘着が弱まったり、劣化が見られるようになります。窓の開閉が多い場所はもっと早く傷むこともあります。

粘着が弱まっていたり、テープがボロボロになってきたら、効果がなくなってしまうのですぐに交換しましょう。「あれ、最近また虫が増えたな」と感じたら、隙間テープのチェックどきです。

定期的に(年1回くらい)点検して、必要なら交換することをおすすめします。100円ショップでも買えるものなので、気軽に交換できるのがいいところですね。

Q:コーキング作業、初めてで不安です。失敗しないコツはありますか?

A:コーキング初心者が失敗しやすいポイントは主に3つです。

1つ目は「マスキングテープの貼り方」。養生テープを適当に貼ると、仕上がりがガタガタに。真っすぐ丁寧に貼ることが大切です。また、ヘラで整形する時にヘラがテープの端に当たるように位置を調整しておくと、プロっぽい仕上がりになります。

2つ目は「コーキング材の選び方」。外壁に普通のシリコン系を使ってしまうと、後から塗装ができず、施工不良になります。必ず変成シリコン系を選んでください。

3つ目は「乾燥前にテープを剥がす」こと。コーキング材が固まってからマスキングテープを剥がすと、せっかくの仕上がりが台無しに。必ず乾く前に剥がしましょう。

あと、いきなり目立つ場所で練習するのではなく、まずは目立たない場所で試してみるのがおすすめです。一度やってみれば、意外と簡単だと分かると思いますよ!

Q:DIYで対応できない場合は、どんな時ですか?

A:以下のような場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。

  • 外壁の広範囲にわたるコーキングの打ち替え(足場が必要な高所作業)
  • 構造的な問題がある隙間(柱のゆがみなど)
  • シロアリ被害が疑われる場合
  • 水漏れが既に発生している場合

部分的な補修ならDIYでも十分対応できますが、大規模な工事や専門知識が必要な場合は、無理せずプロに相談しましょう。相見積もりを取って、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

補修後の効果を高めるコツ

隙間を塞いだら、さらに効果を高めるために以下のことも実践してみてください。

家の周りの環境整備

虫は家の外から来るわけですから、家の周りを虫が住みにくい環境にすることも大切です。

  • 雑草の除去:庭や家の周りの雑草はこまめに刈る
  • 落ち葉の掃除:落ち葉が溜まると虫の温床に
  • 水たまりの除去:植木鉢の受け皿などに水が溜まらないように
  • ゴミの管理:生ゴミは密閉容器に入れ、こまめに処分

室内の清潔を保つ

隙間を塞いでも、室内に虫を引き寄せる要因があれば意味がありません。

  • こまめな掃除:ホコリや食べカスを放置しない
  • 湿気対策:除湿機や換気で室内の湿度を50%以下に保つ
  • 段ボールの処分:段ボールは虫の住処になりやすいのですぐ処分
  • 食品の保管:密閉容器に入れる

照明をLEDに変える

虫は蛍光灯の紫外線に引き寄せられます。LED照明に変えることで、夜間に窓周りに集まる虫を減らせます。

季節ごとの対策タイミング

虫対策は一年中必要ですが、特に効果的なタイミングがあります。

春(3月〜5月)

  • ムカデが活動開始(5〜6月は産卵期で特に多い)
  • ゴキブリの幼虫が活動開始
  • この時期に隙間対策をしっかりやっておくと効果大

夏(6月〜8月)

  • 蚊、ハエ、コバエなどが増える
  • 網戸のチェックと補修
  • 換気扇フィルターの交換

秋(9月〜11月)

  • ムカデが再び活発に
  • カメムシが家に入ろうとする
  • 冬に備えて隙間を塞ぐのに最適な時期

冬(12月〜2月)

  • 多くの虫は活動が鈍る
  • この時期にゆっくり点検・補修作業ができる
  • 春に備えて準備

まとめ:DIYで快適な住環境を取り戻そう

古い家だからといって、虫との共同生活を諦める必要はありません。隙間を塞ぐDIY補修は、思っているより簡単で、しかも効果抜群です。

今日からできること:

  1. 家中の隙間をチェック
  2. ホームセンターで材料を購入
  3. 週末に補修作業

初めてのDIYは少し不安かもしれませんが、まずは小さな場所から始めてみてください。窓1つ、ドア1つでも、確実に虫の侵入は減ります。

完璧を目指さなくても大丈夫。少しずつ、できるところから対策していけば、きっと快適な住環境を取り戻せます。虫におびえることなく、安心して過ごせる我が家を目指しましょう!

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